派遣先が人材派遣サービスを有効に活用するためのQ&A


人材派遣サービスを受けられる際に、是非ご理解いただきたい事項でです。
派遣労働者が効率的かつ円滑に就業できるよう、是非ご一読ください。
Q1 派遣労働者を受入れるかどうか決めるときに、どんなことを検討したらよいでしょうか。
A1  企業は、どのような人材を、どこに、どの程度、どのような方法で充足するかという雇用計画を持っているはずです。
 全体の労働者の配置に照らして、派遣労働者を受入れることが適切かどうかを十分検討することが必要です。
 雇用計画は、通常、職種別(※)、対象別(新規学卒、中途採用、派遣労働者、契約社員、パート・アルバイトなど)に作られますが、その中で、派遣労働者はどの職種に、何人、どのくらいの期間必要かを検討することが必要です。
 「人手が足りない」という現場の要求に応じて、まず、現場の意向と現状を十分把握したうえで、例えば次のような点をチェックすることが必要です。

(1) 企業や事業所全体の労働者の配置に照らして問題はないか。
(2) 正規従業員、パートなどの雇用形態別の人員配置から見て問題はないか。
(3) 派遣労働者を求める明確な理由はあるか。その業務は、臨時的・一時的か、突発的か、恒常的か、一般的か、専門的か。
(4) 労働者派遣法からみて、その業務の内容、受入期間、受入態勢などが適正なものか。
(5) 派遣労働者を受入れるのに必要な費用はどのくらいか。それは、適正かつ妥当なものか。
(6) どの職場、職種で、どの程度の知識・技術・技能を有する人材が必要なのか。
(7) 仕事の段取りや責任者の選定など、職場の受入態勢は整っているか。
(8) 職場の業務処理体制、人事管理などに問題はないか。
 など、派遣労働者を受入れようとする場合は、まず、必要とする現場の状況を検討して適正な受入計画を策定することが大切でしょう。

(※)派遣が認められていない業務については、Q3を参照してください。
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